―無窮の姿― 日本画家が描く富士山展
2025年1月8日

富士山には固有の文化的伝統が存在し、普遍的意義を持つ芸術作品との関連性が見られます。日本最古の歌集である「万葉集」など古くから文学作品に取り上げられ、江戸ではその図像が多くの浮世絵師により描かれました。そして日本画でも横山大観を筆頭に現代の画家に至るまで富士山の名品優品が誕生しています。本展では日本人の象徴的存在である富士山がその時代或いは画家において如何なる意味を持ち描かれたのかを其々の作品を通して考えたいと思います。
概要
展覧会名: ―無窮の姿―日本画家が描く富士山展
会期: 2025年1月7日(火)~2月16日(日)
休館日: 月曜日 但し、1月13日(月・祝)開館、翌14日(火)休館
イベント: アーティストトーク
1月19日(日)14時~
小谷野直己、長谷川喜久、福永明子、棚町宜弘、林真、藤井聡子、矢吹沙織、福本百恵、大平由香理
1月25日(土)14時~
中島千波、大竹卓民、伊東正次、廣瀬佐紀子、押元一敏、髙橋浩規、山本太郎、金子朋樹、吉田侑加
*参加アーティストは変更になる場合があります。
主催: 公益財団法人佐藤国際文化育英財団 佐藤美術館
日本経済新聞社
共催: 新宿区
協力: イムラアートギャラリー、日経プラザ&サービス、有限会社空
入館料: 一般700円 学生500円(中学生以下無料)
開館時間: 10:00~17:00 (金曜のみ ~19:00) ※入館は閉館15分前まで
出品画家: 横山大観、岩橋英遠、片岡球子、中島千波、大竹卓民、伊東正次、小谷野直己、長谷川喜久、廣瀬佐紀子、福永明子、押元一敏、髙橋浩規、棚町宜弘、林真、藤井聡子、山本太郎、金子朋樹、矢吹沙織、福本百恵、山本雄教、大平由香理、吉田侑加以上22名
ウェブサイト:http://sato-museum.la.coocan.jp/
【卓民・墨塾アーカイブス】Youtubeにて配信開始(第2回、第3回講義)
2024年6月3日
先日予告いたしました第2回、第3回の講義をYoutubeにて配信開始いたしました。
大変お待たせしました。
しばらくの間は会員限定公開となっておりますので、以下のURLからご覧ください。
【第2回 欧米を魅力した渡辺省亭】
https://youtu.be/rqkQEgunCJg
明治時代の画家たちは、どのような絵画様式、筆技・彩色法を持っていたのか?それを考えるためには、基礎知識として東アジアの多様な絵画様式の存在を認知する必要がある。省亭の花鳥画は何をもって西洋絵画と融合し、成功したのか?省亭花鳥画の土台とはどのようなものであったのか?
※動画は2021年7月31日「卓民・墨塾」を録画編集したものです
【第3回 宗達の謎を問う】
https://youtu.be/8sitKx9AEhM
宗達の『枝豆図』を詳しく分析、たらし込みによる「墨模様」が生まれる過程を解説。同時に東京芸大の講義中に大竹卓民が示範模写した宗達『牛図』の動画から、その制作のメカニズムを紹介。
※本動画は2021年8月14日「卓民・墨塾」を録画編集したものです
今後「卓民・墨塾アーカイブス」では過去の講義を順次配信していきます。
どうぞよろしくお願いします。
[卓民・墨塾]アーカイブス プレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PL5XF0K47byvDBIVN1haLlKwaBzwC9fVCu
【墨塾アーカイブス】Youtube放送について
2024年5月25日
これまでZOOMで行われた墨塾の講義を整理し、今後Youtubeにて【卓民・墨塾アーカイブス】として順次配信してゆきます。
これにより、自由な時間で講義を視聴したり、見返したりすることが可能となりますので、どうぞご活用ください。
更新頻度は月2回を予定しております(諸般の事情により増減する可能性もあり)
初めての配信は、
第2回「欧米を魅了した渡辺省亭」
第3回「宗達の謎を問う」
の2本を数日内に予定しています。
予告編はこちら
第2回&第3回予告編
https://youtu.be/NcYNU88wiXI
本編は現在鋭意制作しております。本編配信の際に改めてご案内いたします。
2024.5.11卓民墨塾紹介
2024年5月9日
2024年5月11日をもって、「卓民墨塾」を再開いたします。
今回は「2021.7.17の開催以来、34回にわたる卓民墨塾」の回顧、そして再放送と新講座作成についての説明をします。
また、日本美術の現状、特に21世紀の日本画の変化や薄描き、溜し込み、筆遣い等の実情を踏まえて、若い美術学生の水墨画に対する興味と期待に墨塾は応えなければならない。
時刻: 2024年5月11日 02:00 PM
ミーティング ID: 820 0225 8783
パスコード: 288021
参加 Zoom ミーティング
https://us02web.zoom.us/j/82002258783?pwd=MnpVNUxhKzNIL3U1MkgxSFk3eEkydz09
2023.7.22卓民・墨塾《筆跡とは何だ》
2023年7月19日
今回卓民墨塾は、「筆跡とは何だ」と題し、その中身を窺いて見ます。
テーマは、「直筆」(中鋒)と「側筆」(側鋒)、「疏体」と「密体」の二つ。
梅を例にして、筆法使いのリアル性と非リアル性の問題を提起し、運筆法によってできる筆跡の違いや、筆跡でできた造形、その造形の持つ意味の違い、更に、運筆法により美を求める姿勢そのものの違いを明らかにします。それらの目指すところはその優劣の判別ではなく、東アジアというこの地域に散在する多元なる美意識と、墨絵における多様な表現様式と「筆跡」の関連性を指摘することにあります。
尚、この講座は2021.10.23「第八回卓民・墨塾」録画されたものの再放送である。
2023.7.22 (土) 14:00~16:00
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https://us02web.zoom.us/j/82014207335?pwd=dXNaNUZOMFlDcjlzZXFmOENiQTZNUT09
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第七回卓民・墨塾《墨竹の紹介》
2023年7月7日
「竹窓取影」の逸話もあり、元祖「筆墨絵画」を生んだ水墨画の特例ともいえる「墨竹」。
四君子のひとつとしての「筆墨入門」でもあり、まっすぐな太い幹、節、細い枝や様々な葉の重なり方には、運筆を習うための大切な要素が多く含まれています。
第七回卓民・墨塾-「墨竹」では、それらについて詳説します。
まずは古い新聞紙で、「竹葉」を何万遍と描くこと。数を描き、手ごたえを感じるまで描き続けます。一筆の竹葉から三筆「川の字」のような竹葉を、「三たす三」とつなげ九枚の竹葉へ、そして竹幹・枝へ、筆をいかに走らせるかを、絵画史上の名作解読も交えて講義します。
尚、この講座は2021.10.9「第七回卓民・墨塾」録画されたものの再放送である。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年7月8日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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ミーティングID: 830 0616 9765
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卓民・墨塾《新芥子園画伝-山水画「点画」》
2023年5月11日
前回、「介字点葉」の話しと実技を行いました。今回は一歩進み、「点画」の話しをします。
「点画」とは
「点」は、丸筆で、最も容易にできる形であるが、しかし実際には、墨をつけ、ただ紙に筆を置いてできた「点」と、描く意識を持ってできた「点」には本質上の違いがある。
「点打ち三年」とも云われるが、その本質的違いがどこにあるのかを理解するのはそう簡単ではない。
「点」が、「点画」になるまでには、長期間にわたり変化してきた過程があることは、東アジア絵画史を見ればわかる。花鳥画では、「点」を伸ばせば枝になり、花になり葉になる。山水画においてはそこからもっと多義多様なモチーフと変形を生み出す。抽象化された水墨画基本言語「点・線・面」で見分けるならば、「点」は筆法形成の「最初」であろう。また、画法としては、「点画」は「没骨法」の原点とも考えられる。
尚、この講座は2021.9.11「第五回卓民・墨塾」録画されたものの再放送である。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年5月13日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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2023.4.22卓民・墨塾《1芥子園》、《2二つの力》
2023年4月19日
生き物の「生長軌跡」から生まれた筆の運び----「筆法」、生命体のリズム感をどのようにして描く人の身につけるのかを、卓民による《新芥子園画伝》に聞きましょう。
ここで《新芥子園画伝》-1樹木の葉がスタートします。同時に特別講座:自然現象と身体行為、二つの「物理的な力」を行います。
尚、この講座は2021.9.11「第五回卓民・墨塾」録画されたものの再放送である。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年4月22日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第四回卓民墨塾《「たらし込み」をどう演じたのか》
2023年2月23日
本講座は2021.8.28《第四回卓民墨塾-「たらし込み」をどう演じたのか》を元にしたもの、前回講座は録画しなかったため、再発表するもの。
《宗達の謎》の本に関連して、二回目の講座では二つの内容で構成されている。
一、東アジア絵画が言語制約される「岩彩・泥彩・墨彩」の三素材
二、三素材の一つ「墨彩」、そして「墨彩」の中のごく小さな一部、「たらし込み」の実際
そして、近代日本画大家の作品に於いて「たらし込み」をどう演じたのか、
なぜ生宣紙になれた卓民は麻紙を選んだか、
卓民は作品にいかに「たらし込み」を応用するのか、
卓民氏に絶賛された現在の作品とは、引き続き、宗達の魅力を満喫しよう。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年2月25日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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2023-3《卓民墨塾》の紹介「宗達の謎を問う」
2023年2月9日
卓民・墨塾第三回は、卓民《宗達の謎》(日貿出版社2021.8.18)出版記念に際しての「宗達の謎を問う」という内容になります。講座では宗達の《枝豆図》を詳しく分析し、たらし込みによる「墨模様」が生まれてくる過程を示し、そして芸大授業中に大竹卓民が示範模写した宗達《牛図》の動画から、その制作のメカニズムを見ることができます。
尚、講座は2021.8.14卓民墨塾第三回「宗達の謎を問う」の録画を再放送するものです。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年2月11日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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2023-2《卓民墨塾》の紹介
2023年1月27日
何故、渡辺省亭(1852-1918)の花鳥画は欧米を魅力したのか
この講座は2021.7.31「卓民・墨塾」において放送されたものの録画を再放送するものです。講義内容は以下の二つに分かれます。
一、明治時代の画家たちは、どのような絵画様式、筆技・彩色法を持っていたのか?それを考えるためには東アジアの多様な絵画様式の存在を基礎知識として認知する必要があること。
二、省亭の花鳥画は何を以って、西洋絵画と融合させ、成功したのか?省亭花鳥画の土台とはどのようなものであったのか?
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2023年1月28日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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2023-1《卓民墨塾》の紹介
2023年1月12日
2023年《卓民墨塾》ですが、まず再放送の形を取らせて頂くことに決めましたのでご了承ください。
一回めの内容は、《卓民墨塾》を開く動議、墨絵は東アジア絵画を背景に置くべきこと、素材としての墨の認識、の三点(約1時間30分)が主な内容になっています。どうぞ、よろしく申しあげます。何か質問などがあれば、録画放送では答えられないので、https://o-takumin.comか、メールzhuomin203@hotmail.comにお願いします。
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https://us02web.zoom.us/j/84748780402?pwd=M2NwZXNBT21WYTBmdDZGTnExUjZoZz09
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第三十四回卓民墨塾《日本絵画及び水墨画史における研究課題の提言》
2022年12月22日
一年半に渡り続けてきた卓民墨塾で、これまでに、まだ含まれていない研究課題につい ては、今回の講義で問題提起をし、卓民の考えと今日まで進めてきた研究の途中報告を 皆様と共有したいと思う。これから日本水墨画振興に多くの関心が寄せられ、更なる参 与者が集まることを期待します。
課題: 《信貴山縁起物語絵巻》《鳥獣戯画》に現れた肥痩あり線描体の由来、 雪舟及び狩野派山水に現れる「刷毛で皴を描く」の事情と由来、 円山応挙刷毛山水達成 牧谿から伝わった「墨法」の日本での増殖、狩野元信の「草体」山水創出 宗達の「たらし込み」による「墨痕」表現の発見と現代水墨画
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民の Zoom ミーティング
時間: 2022 年 12 月 24 日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoom ミーティングに参加する https://us02web.zoom.us/j/84601918190?pwd=UjNZODNRbzBvVWJRdHFLS3loZktpUT09
ミーティング ID: 846 0191 8190 パスコード: 223902
中日国交正常化50周年記念 扶桑縁-2022日本華人美術作品展 特別企画講座
2022年12月15日
中日国交正常化50周年記念
扶桑縁-2022日本華人美術作品展 特別企画講座
第五講《敦煌岩彩壁画と日本の唐絵・大和絵絵画様式の関連性について》
講師: 卓民
日本華人美術家協会会長 / 敦煌研究院美術研究所客座研究員 / 「日美展」審査委員 / 東京芸術大学大学院講師
日時:
2022年12月23日(金曜日)
午後13:00~15:00
Zoomミーティングに参加するID:655 161 6575
会場:
中国文化センター
東京都港区虎丿門3-5-1 37森ビル1階
会場とオンラインにて同時開催
会場定員20名(中国文化センターのHPで申込み中)
中国文化センター 詳細
https://www.ccctok.com/event/event-detail/?id=24132
第三十三回卓民墨塾《水墨画テキスト-新芥子園画伝の考案》
2022年12月8日
皆様と共に約一年半の歳月にわたり続けてきた卓民墨塾ですが、墨塾の講義と実際に水墨画を習うこととの間にある隔たりの問題を、どうすれば少し解決できるのかと考えている人もいるのではないかと思う。本回は水墨画を習うための古典伝統的手本である《芥子園画伝》の話しと、卓民自身の経験から考案している《新芥子園画伝》の話しをします。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年12月10日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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https://us02web.zoom.us/j/86431662013?pwd=MVc1THEyc2JIbTM1ME0xKzZOd3Iwdz09
ミーティングID: 864 3166 2013
パスコード: 176994
第三十二回卓民・墨塾《筆の動きによって発生する「物理的な力」とその墨跡の顕現》
2022年11月24日
前回卓民・墨塾では、《自然現象と身体行為、二つの「力」の働き》の話しをしました、第三十二回は、描くこと、つまり身体行為の「物理的な力」による「墨跡顕現」の話しをします。人間はいかにして、自然を模倣するかを模索し、東西は異なる選択をした。いきる、いきている姿、例え枯れた木、葉でも、それは命の営みの痕跡である。ここに秘められた筆法の存在と、筆法による筆跡は自然万物の生命を語ることができる。これこそは東洋人の心に恵まれた智慧なのである。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年11月26日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89018153158?pwd=ZkxnSW02ZWtDcVZ3ek9CYXhWMmhKdz09
ミーティングID: 890 1815 3158
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第三十一回卓民・墨塾 《自然現象と身体行為、二つの「力」の働き》
2022年11月10日
筆で描く行為による水墨絵画の造形と表現は、一つの身体行為、或いは「物理的な力」の働きによるものである。本講座は、自然現象と身体行為、この二つの「物理的な力」の働きで構成される水墨画の原動力を考え出した卓民独自の新たな目線で水墨画を見てみることにする。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年11月12日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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https://us02web.zoom.us/j/86454719772?pwd=cmpGZDcxbVJVNmV6QTFzQU1DNlFndz09
ミーティングID: 864 5471 9772
パスコード: 846448
10月22日第四土曜日、第31回卓民墨塾を予定しておりましたが、急用のため延期とさせていただきます。
次回、11月12日第二土曜日の予定ですが、改めて墨塾の内容、日時お知らせいたします。どうぞよろしくお願いします。
第三十回卓民・墨塾紹介《「筆墨構造」水墨画の成立と写意画への流れ》
2022年10月7日
両宋絵画は絵画性を求めながら筆墨を導入。それによって文人は深く絵画に参与し、やがて明清を渡り、筆墨を演じる水墨絵画は生宣紙支持体を借りて写意画に進み、今日まで「筆墨構造」による写意水墨画として続いてきた。墨絵を描く順序、筆跡の排列、「濃淡渇潤」の表現等、明清絵画からの作例を挙げ、卓民自身の制作経験も含めながら、「写意画」が「不用」を捨てる仕組みを語ります。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年10月8日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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https://us02web.zoom.us/j/82895870288?pwd=UkRFSWlOYXI5SXpGYmJZUDl4dkhGdz09
ミーティングID: 828 9587 0288
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第二十九回卓民・墨塾《文人の絵画介入による元・「筆墨構造」水墨画の成立と写意画への流れ》
2022年9月21日
両宋絵画は絵画性を求めながら筆墨の導入も行っていった。蘇東坡文人画の提唱、文可画竹、米点山水等、元になって、社会参画できなくなった官僚文人エリートたちは更に文人画を推進、花卉草虫から本格的山水画へと広がり、やがて筆墨を演じるための絵画まで進めてきた。ここで両宋とは違う「筆墨構造」の水墨画が誕生し、中国水墨画はおおむねその道に乗り、800年に渡り今日まで来たのである。写意画は、元・文人画の流れから明になってできたものと考える。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年9月24日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十八回卓民・墨塾《工筆画から写意画への道程-2「胸中の成竹」》
2022年9月8日
工筆画から写意画へ、「描法」から「写法」へ、「写法」は粗末で、「描法」より忠実に描けないため、描いたものは対象と離れてしまう、それは一般論である。しかし、ここに「写意」の発想が生れる。「意」を万般備えれば、描いた形は欠けていても「画尽意在」の結果はできる。つまり「意存筆先」であれば、「画尽意在」ができる。本講義は竹の「意」をいかにして備えるか、そして筆が一瞬の動きでいかに竹の「意」を伝えるか、試論します。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年9月10日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十七回卓民・墨塾《工筆画から写意画への道程1》
2022年8月24日
壁画から絹本巻軸画へ。岩絵の具の濃彩厚塗りから、水墨淡彩薄描きへ。鷹図を例にして、宋リアル的院体画描写絵画から「不要を捨て」、明・清・現代、「写意画」へ変貌していく過程を明かす。
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時間: 2022年8月27日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十六回卓民墨塾工筆画-3紹介 《支持体とメディア-絹や紙と墨・彩の表現》
2022年8月12日
今回の講座は前回の、何家英先生の東京芸大での工筆画制作の解読に続き、工筆画で使う、墨・染料系色材・泥彩(水干)等の素材について東アジア絵画の視野で再検討し、絹や紙と「墨彩」表現のかかわりについての究明を試みます。
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時間: 2022年8月13日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十五回卓民墨塾《工筆画画家何家英芸術紹介&現在の中国工筆画紹介-2》
2022年7月21日
今回の墨塾は21世紀初頭、中国画壇に工筆画ブームを起したアーチスト、何家英の作品と制作を紹介します。2013年下学期、東京芸術大学招聘教授として何家英先生は来日し、半年の間、中国彩色工筆画を教え、日中美術交流に新たな一ページを開きました。その間、通訳として立ち合った大竹卓民は何先生の授業と現場の生の感想など含め、その制作過程からの学びをこの講座を通して皆さんと共有できると思う。よろしくお願いします。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年7月23日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十四回卓民墨塾《工筆画概念の由来と現代中国工筆画紹介》
2022年7月6日
1990年代、中国工筆画界に日本美人画の風が靡いた、それは中国工筆画の現代化を押し出す最後の力になり、近代中国絵画における写意画の流れの一本化から、多様化への道を開いた。21世紀初頭、現代化にうまく成功できた中国工筆画は逆に日本画に影響を与えるまでになったのである。中国工筆画概念の由来、現代中国工筆画作品の紹介を、第二十四回卓民墨塾で行います。どうぞ、よろしく、お願い申しあげます。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年7月9日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第二十三回卓民墨塾 卓民芸術紹介 《「行者無彊」<都市迷離>までの旅路-私の履歴書》-卓民の芸術生涯
2022年6月23日
今回の墨塾は、開催中の、SILKLAND《都市迷離》展の場所を借りて、このスタンプの繰り返しから生れる墨象、また作品制作の背後にある「あれこれ」について話します。また、絵画との縁を結んで以来、中国・日本と行き来しつつの50年近くにわたる私の芸術生涯、それぞれの時期の作品、背景などについて、皆様にお伝えしたいと思います。お楽しみに。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年6月25日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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ミーティングID: 876 3011 2532
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墨象-都市迷離 大竹卓民展
ギャラリートーク・ライブ配信のお知らせ
2022年6月18日
会期初日の6月19日(日)16:30より、山下裕二先生(美術史家•明治学院大学教授)、島尾新先生(美術史家•学習院大学教授)、野地耕一郎先生(泉屋博古館東京館長)、日本画家中野嘉之先生(多摩美術大学名誉教授)、そして私も含めギャラリートークを開催いたします。
コロナウイルスの感染がまだ油断できない中、画廊内は小人数限定とさせるため、ギャラリートークの実況をライブ配信いたします。
配信日時: 6月19日(日) 午後4時半から午後5時半まで、下記リンクをクリックしていただければご視聴いただけます。
https://youtu.be/iRpGA73gtJ8
大竹卓民
大竹 卓民 展 墨象 - 都市迷離 | Takumin Otake Exhibition
2022年6月17日
会期:2022年6月19日(日)~7月2日(土) ※最終日は午後5時閉場
作家来場:6/19(日) 23(木) 25(土) 28(火) 7/2(土) 午後1時半~5時在廊
開廊時間:午前11時~午後7時30分(土日、祝祭日は午後6時30分閉廊)
(シルクランド画廊Webサイトより)
第二十二回卓民墨塾《中国現代水墨画・工筆画の紹介と技法解読》
2022年6月10日
伝統・古典水墨画の講義が長く続いていますが、今回は、中国の現代水墨画と工筆画の紹介をします。現在の、中国水墨画(つけたて・「写意画」)、工筆画(造り絵・彩色画)の実情、最新の動態と表現手法を作品を見ながら解読、解説します。また、6月19日大竹卓民《都市迷離》画展の開催について、簡略な紹介をします。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年6月11日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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https://us02web.zoom.us/j/85195523558?pwd=Uk5xSWc1amZsUklmL1lncWNLN1BUZz09
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狩野派の絵画様式-漢にして倭を兼ねる
狩野元信「真・行・草」三体、その「画体」と「筆様」の解読
前回は、南宋李唐《万壑松風図》の「斧劈皴」の筆法と仕組みについての解説でした。
今回は日本絵画史における狩野派の「斧劈皴」の話しに変わります。特に、狩野元信の「真・行・草」について、
2017.10.8日曜美術館《目指せ!天下一の絵師集団-狩野元信の戦略》番組に私が出演した時の試作を含め、「皴法」の多様化がいかに行われるのかという話しをします。ご期待下さい。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年5月28日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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https://us02web.zoom.us/j/86319462536?pwd=bCsveUNmQVhDM1VuWk90UVo4anZqZz09
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第二十回卓民墨塾《南宋李唐「万壑松風図」の魅力》
2022年5月12日
南宋李唐「斧劈皴」の仕組みを解体して分析、山水画名作《万壑松風図》の魅力をわかりやすく解読します。
そこから、雪舟皴法の源、狩野派山水の骨組み等が浮き彫りになり、中国北宗山水の難しさと、その系譜伝
承に危機を生じた原因も理解されることになるであろう。
李唐山水に「筆跡」優先の描き順を設ける「筆墨構造」への転化は、リアルの山水描写よりも、筆跡を演じ
ることへと水墨山水画の変容、芸術に於ける「遊び」ともいえる、ある種、娯楽山水への道を開いたとも考
えている。
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https://us02web.zoom.us/j/81729487820?pwd=UVZrZFI4emFaMnl5TU1kaWNBMW0xQT09
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第十九回卓民墨塾《范寛<渓山行旅図>解読-2》
2022年4月21日
前回に続き、范寛<渓山行旅図>の山脈構成、山石隆起と凹みの処置、石の仕組みについて話します。
「面的」意味を持つ「雨点皴」はその後、北宗山水における主要な皴法である斧劈皴となってゆくことを解読しますのでご期待ください。
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第十八回卓民墨塾《「皴法」と水墨山水画の誕生-范寛「雨点皴」解読 》
2022年4月7日
東アジア絵画において絶大な影響力を持つ水墨山水画の誕生はまさに「皴法」の形成とほぼ同義である。「皴法」は自然界に歴然と存在し、そしてまたそこから人により作られたものであろう。明治日本画壇において否定された「皴法」であったが、われわれは北宋范寛の《渓山行旅図》とその「皴法」の表現を見るとき、今なお脱帽し、敬意をはらわざるを得ない……「皴法」とは何なのか?「皴法」は過去形なのか?これからの「皴法」の行方とは?
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https://us02web.zoom.us/j/86945176493?pwd=Z25ZMWc3bnpEeW5GZDMwYUViNGNBUT09
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第十七回卓民墨塾《北宋・郭煕「早春図」解読》
2022年3月24日
北宋水墨画の頂点にあった郭煕「早春図」を、「雲頭皴」から松葉の描き方まで、実技の画像を含め、ネットで無料公開講座を行います。
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第十六回卓民墨塾--中国絵画史から見る線描-5
《岩彩壁画から墨彩紙絹へ、北宋・南宋絹本巻軸絵画の創建》
岩彩壁画から絹本絵画への変化に伴う、模倣、転換、移植と再創造の展開について。
今講座は、既に五代・北宋、絵画史上に伝わってきた巻物・軸絵画を例にして、巻軸画と壁画の関連性を試論します。
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本講座は《中国絵画史から見る線描-4敦煌線描の変遷》と《北宋・南宋画院体主導絹本巻物絵画線描の再建》二つの内容で構成される。中国絵画史「唐宋之変」にあたる最も闇に包まれた時期であるが、壁画の線描様式がどのように絹本へ、彩色絵画どのように水墨淡彩に変化していったのかを試論します。
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第十四回卓民・墨塾《過去と現在の「線描」》
2022年2月8日
一つ目は、十二回につづき、《中国絵画史から見る線描-3》
隋唐仏教壁画や墓室壁画に現われた線描を例に、東洋絵画に最も特徴的な「線描造形」初期形態の話しをします。
二つ目は、現代における「線描造形」の応用。過去の線描と現代の線描、筆で引く線はなぜ「デッサン性」を持つのか、について解読します。
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第十三回卓民・墨塾《近現代日本美人画から見る線描》
2022年1月21日
風俗画・大和絵系の線描/浮世絵系の線描/円山派系の線描/南画系の線描、等。
これらの影響を受け、近現代日本美人画の線描はどのようになっていったのか、
今講座はその個々の線描とそれぞれのつながりを見ながら現代美人画の線描へ至る変遷を探ってみましょう。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年1月22日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第十二回墨塾紹介《中国絵画史から見る線描1》他、《実技-線描入門1工筆画の線描》
2022年1月5日
前回は、《日本絵画史から見る線描1》として、平安時代大和絵の線描を取り入れ、日本の線描の源となっている《源氏物語絵巻物》と《信貴山縁起物語絵巻物》の二つの巻物の線描様式(筆様)の違いについて解説、紹介しました。今回は、《中国絵画史から見る線描1》他、《実技-線描入門1工筆画の線描》の話をします。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2022年1月8日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第十一回墨塾《日本絵画史から見る線描1》他
2021年12月23日
前回、篁牛人の芸術において線描に関する話しを少ししましたので、続いて、線描をテーマに、日本と中国の絵画作品に現れる線描のことを何回かに分けて墨塾で紹介していくことにします。
シリーズ《日本絵画史から見る線描1》として、平安時代大和絵の線描を取り入れ、日本線描の源となる《源氏物語絵巻物》と《信貴山縁起物語絵巻物》の二つの巻物の線描様式(筆様)の違いを解説、紹介します。またその違う線描運筆のメカニズムの解明とそのできた線描の意趣・情緒の違いについても話しをします。
また、12月9日、中国著名水墨人物画家、王子武先生辞世につき、追悼の意を持って、中国現代写意人物画家の線描を皆様に解説をします。
師走の忙しい中ですが、どうぞ、よろしくお願い申しあげます。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2021年12月25日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
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第十回卓民・墨塾 -《日曜美術館篁牛人渇筆芸術解読の続き》
2021年12月8日
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2021年12月11日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
渇筆で擦って描く、この筆跡・痕跡の魅力とは何か。
牛人の渇筆はただの塗布・擦り、筆法を潰すためのものなのか。
渇筆で擦ってできた「墨の塊面」と、一方は細かい均一の線、牛人はどうやってこの二極を画面に同存させるのか。
牛人の線描は、東洋絵画造形に不可欠の線描であるが、線描は、近現代ではどのような道を辿ったのか。
今回は、これらの問いに、卓民とネット上《卓民・墨塾》に参加する皆様とともに、考えて見ましょう。
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篁牛人の墨絵、日曜美術館に登場
2021年11月30日
12月5日朝9時、NHK日曜美術館の篁牛人の墨絵を紹介する番組で、牛人の墨絵実技を私が担当しました。非運筆性の墨絵、渇筆を擦って形を描き出すのは、わたしにとっては初めてのことで、多少の不安があったが、牛人美術館から牛人が生前使った生麻紙を送っていただき、最後まで描き、上手く仕上げることができたと思います。番組では、どのように編集されたのかはわからないが、5日午前9時、テレビの前で楽しみにしています。お知らせまで。
大竹卓民11月30日

卓民・墨塾次回休講のお知らせ
2021年11月26日
私の所属している東京芸術大学大学院、保存修復日本画研究室は、2021年11月27日(土)13:30~16:25《膠絵画のこれから》膠2021オンライン公開研究会を開催する予定になっております。そのため、《卓民・墨塾》2021年11月27日第四土曜日の講座は休講とさせていただきます。ご了承くださいますようお願い申しあげます。
また、膠2021オンライン公開研究会《膠絵画のこれから》には、是非参加して下さい。
2021年12月11日、第二土曜日午後14:00~16;00、《卓民・墨塾》には行う予定です。またあらためて皆様にお知らせを致します。
大竹卓民
2021.11.25

今回の卓民墨塾は「道具と言語」、雪舟《山水長巻》における使用筆の謎を問うをテーマに、特別講義内容をつくり、墨絵にとって最も大切な道具、「筆」のことについて、話しをします。講座中、私が芸大授業中に描いた《山水長巻》画像の一部を私なりの解釈と伴に、皆様と共有したいと思っていますので是非見て下さい。
尚、私のNHK雪舟《山水長巻》番組での実技模写放送の放送日程など先日、皆様にお伝えしましたが、一般家庭用のテレビでは8K、4Kの番組はほとんどみられないそうで、ご迷惑をおかけしました。重ねて陳謝致します。
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NHK総合テレビ「クローズアップ現代プラス」雪舟601年目の真実 放送日時
2021年11月5日
【放送日時】
BS8K 2021年11月7日(日) 午後7時~7時45分
【再放送】
BS8K 11月12日(金) 午前11時~
BS8K 11月14日(日) 午後5時~
BS8K 11月17日(水) 午後5時~
BS8K 11月20日(土) 午後7時~
BS8K 11月26日(金) 午前11時~
BS8K 11月29日(月) 午前11時~
BS8K 11月30日(火) 午後5時~
★BS4K 11月25日(木) 午前11時~
★印の11/25 午前11時〜は4Kテレビがあれば見られます。
そのほかは8Kなので見る機会はあまりないと思います。
第八回卓民墨塾は、「筆跡とは何だ」と題し、その中身を窺いて見ます。
テーマは、「直筆」(中鋒)と「側筆」(側鋒)、「疏体」と「密体」の二つ。
梅を例にして、筆法使いのリアル性と非リアル性の問題を提起し、運筆法によってできる筆跡の違いや、筆跡でできた造形、その造形の持つ意味の違い、更に、運筆法により美を求める姿勢そのものの違いを明らかにします。それらの目指すところはその優劣の判別ではなく、東アジアというこの地域に散在する多元なる美意識と、墨絵における多様な表現様式と「筆跡」の関連性を指摘することにあります。
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/89837292669?pwd=WEI4ODlKNEZqb3I2M2NJZmlYVzZ3UT09
ミーティングID: 898 3729 2669
パスコード: 183638
ブンポニチ/文保日・展 2021
2021年10月11日


会期
2021年10月8日(金)- 10月14日(木)
午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
※ 本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性がございます。
休館日:10月11日(月)
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館2階
観覧料:無料
主催:東京藝術大学 保存修復日本画研究室
助成
藝大フレンズ賛助金
公益財団法人 芳泉文化財団
東京藝術大学大学院 保存修復日本画研究室では、日本(東洋)の古典絵画の保存修復や技法材料に関する研究を行っています。
本展は、当研究室の学生、修了生、教員による日頃の研究成果を基にした創作の展覧会です。
問い合わせ
ハローダイヤル 050-5541-8600
ウェブサイト
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2021/10/bunponichi21.html
「竹窓取影」の逸話もあり、元祖「筆墨絵画」を生んだ水墨画の特例ともいえる「墨竹」。
四君子のひとつとしての「筆墨入門」でもあり、まっすぐな太い幹、節、細い枝や様々な葉の重なり方には、運筆を習うための大切な要素が多く含まれています。
第七回卓民・墨塾-「墨竹」では、それらについて詳説します。
まずは古い新聞紙で、「竹葉」を何万遍と描くこと。数を描き、手ごたえを感じるまで描き続けます。一筆の竹葉から三筆「川の字」のような竹葉を、「三たす三」とつなげ九枚の竹葉へ、そして竹幹・枝へ、筆をいかに走らせるかを、絵画史上の名作解読も交えて講義します。
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/81551962732?pwd=TytVQzB1M0o1UWxJOHB2RWlnTStyQT09
ミーティングID: 815 5196 2732
パスコード: 745257
※追記
NHKエデュケーショナルより、私が参画して制作しました8K《国宝へようこそ 雪舟「山水長巻」》の放送日について連絡がありましたので以下にお知らせします。ぜひ、ご覧下さい。
放送日:
BS8K
11月7日(日)午後7時~7時45分
NHK総合テレビ「クローズアップ現代プラス」雪舟601年目の真実(仮)
10月12日(火)午後10時から
第六回卓民・墨塾《新芥子園画伝-山水画「点画」》
2021年9月21日
前回、「介字点葉」の話しと実技を行いました。今回は一歩進み、「点画」の話しをします。
「点画」とは
「点」は、丸筆で、最も容易にできる形であるが、しかし実際には、墨をつけ、ただ紙に筆を置いてできた「点」と、描く意識を持ってできた「点」には本質上の違いがある。 「点打ち三年」とも云われるが、その本質的違いがどこにあるのかを理解するのはそう簡単ではない。
「点」が、「点画」になるまでには、長期間にわたり変化してきた過程があることは、東アジア絵画史を見ればわかる。呉道子の「白画」を含め、「筆法」の樹立に伴い(中唐から五代)、絵画史上「塗布絵画」から「描く絵画」へ、彩色絵画から「筆墨造形」の水墨(墨彩)絵画へと変化していく。
花鳥画では、「点」を伸ばせば枝になり、花になり葉になる。山水画においてはそこからもっと多義多様なモチーフと変形を生み出す。抽象化された水墨画基本言語「点・線・面」で見分けるならば、「点」は筆法形成の「最初」であろう。また、画法としては、「点画」は「没骨法」の原点とも考えられる。
引き続き、「卓民墨塾」で学びましょう。
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無問東西——中日芸術家絵画交流展
2021年9月12日

期日:2021/09/13(月) 〜 2021/10/01(金)
時間:10:30〜17:30<土日祝休み>
会場:中国文化センター
東アジアの近代化から百数十年。西洋文化と言われてきた近代文化は、中国でも日本でも私たちの生活に浸透している。そうした今日においても、油画・水墨画・現代アートといった表現手法の東西を問う必要があるだろうか。
本企画では、中国と日本で現代の表現に取り組んできた作家たちの個性的な作品を展示することで考えていきたい。
参展芸術家
西田 俊英 (日本画)日本美術院同人・理事、日本芸術院会員、武蔵野美術大学教授
伊東 正次 (日本画)日本画家
赤木 範陸 (油絵)横浜国立大学教授
大矢 英雄 (油絵)広島市立大学名誉教授
三浦 明範 (油絵)武蔵野美術大学教授
石黒 賢一郎(油絵)広島市立大学準教授
王 子江 (水墨画)全日本水墨芸術協会会長
卓 民 (水墨画)東京芸術大学講師
武 楽群 (油絵)日本華人美術家協会副会長
蔡 國華 (油絵)東京女子美術大学短期大学非常勤講師
孫 家珮 (油絵)日本現代美術家联盟副理事長
張 媛媛 (油絵)令和中日文化芸術交流协会理事
鄒 麗萍 (油絵)日本華人美術家協会理事
展示期間:2021年9月13日(月)~10月1日(金)<土日祝休み>
10:30~17:30(初日は14時から、最終日は13時まで)
期間中イベント:9月13日(月)14:00 開幕式及び座談会
リンク:https://www.ccctok.com/event/event-detail/?id=19756
2021.9.11 第五回卓民・墨塾紹介
生き物の「生長軌跡」そのものを筆の運びは顕す。生命体のもつリズム感をどのようにして描く人の身につけるのか。その方法を卓民による《新芥子園画伝》は伝えます。
《新芥子園画伝》-1樹木の輪郭線からスタートします。
同時に特別講座:自然現象と身体行為、二つの「物理的な力」を行います。
自然現象が持つ「物理的な力」は、豊かな森羅万象のなかに現れ、われわれの目にふれる姿は、その生きている「軌跡」そのものなのだと思う。やがて、その「物理的な力」による「軌跡」は人の目にとどまり、心へと響き、人はその動き、営みに感動・共鳴し、一管の筆をもってその「軌跡」を再現するに至る。
表象と内面、東アジア絵画にとって、筆で描く行為は生命記録としての「軌跡」を再現するものなのである。
トピック: Zoom meeting invitation - 大竹 卓民のZoomミーティング
時間: 2021年9月11日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/83776388714?pwd=T2t6Z1hRdDdJK0ViQndoQzVScXJ1UT09
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Zoom講座:第四回卓民-《宗達の謎》を問う、「たらし込み」をどう演じたのか
2021年8月26日
トピック: 第四回卓民-《宗達の謎》を問う、「たらし込み」をどう演じたのか
時間: 2021年8月28日 02:00 PM 大阪、札幌、東京
本講座は《宗達の謎》の本に関連して、二回目の講座である。二つ内容で構成されている。
一、東アジア絵画言語制約される「岩彩・泥彩・墨彩」の三素材
二、三素材の一つ「墨彩」、そして「墨彩」の中ごく小さな一部、「たらし込み」の実際
そして、
近代日本画大家の作品に「たらし込み」をどう演じたのか、
なぜ生宣紙になれた卓民は麻紙を選んだか、
大竹卓民は作品にいかに「たらし込み」を応用するのか、
卓民氏に絶賛された作品は、
引き続き、宗達の魅力に満喫しよう。
Zoomミーティングに参加する
https://us02web.zoom.us/j/83250268703?pwd=d21uSCtPRHdnc3RGdUJQVDE0MnNJdz09
ミーティングID: 832 5026 8703
パスコード: 535822
日貿出版社より、『宗達の謎 「たらし込み」はどのように生まれたか 描く現場からの報告』が出版されます。

【紹介文】
俵屋宗達の「たらし込み」の手法を、多くの図版を用いながら画家の視点で解明するとともに、宗達芸術の独自性を東アジア絵画の中に位置づける。水墨画と日本画の双方に精通した稀代の画家による意欲的な考察。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784817021632
2021・扶桑缘――日本華人美術家作品展
2021年7月29日
期日: 2021/08/02(月) 〜 2021/08/06(金)
時間: 10:30〜17:30<土日祝休み> (初日は13時30分の開幕式から、最終日は13時まで)
会場: 中国文化センター
参加費: 無料
内容: 「2021・扶桑縁――日本華人美術家作品展」は、日本華人美術家協会に所属する中国人アーティストが、芸術的探究と創作成果を日本社会に紹介するイベントであり、在日中国人アーティストや日本人アーティストとの交流の場で御座います。
イベント詳細
講座も行います。詳しくは下記のリンクをご覧ください。
特別企画美術講座(3):『北宋经典水墨山水画筆墨解読』
主な試みとして、墨を浸した正方形の紙を繰り返しスタンプした輪郭が幾重にも増殖していくかのような連なりを、都市の光景として創出した作品群を筆頭にご覧いただきます。
そこには墨痕で造形することへの問いを作家自身へ投げかける大いなる探求心が、これらの作品からうかがい見れることでしょう。